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2019-05-23

張水の御嶽と豊見親墓

張水御嶽

宮古の中心地の平良の町の少し外れ、以前紹介した、人頭石がある近くに、張水御嶽(はりみずうたき)と豊見親墓(とぅいみやーはか)があります。

>>> 人頭税(じんとうぜい にんとうぜい)の話

張水御嶽

御嶽と書いてうたきと読みます。

御嶽と言うのは、琉球地方の聖域で、祭礼などが行われる場所で、神様が居る場所、神様がやってくる場所として大切に祀られています。

御嶽

宮古島市総合博物館にある、宮古島の地図です。少し見づらいかもしれませんが、赤い印が沢山あるのが確認できるかと思います。

なんと、これが全部御嶽だと言うのですから、驚きです。正に、神々の島ですね。

通常、神聖な場所である御嶽は男子禁制で、物見気分で私達観光客が、私達が普段手を合わせている神社の様に、お気軽にお詣りして良いものではありません。

そんな御嶽ですが、張水の御嶽は誰もが手を合わせてお祈り出来る貴重な御嶽の一つなのです。

祀られている神様

張水御嶽は、誰もがお祈りすることが出来る御嶽だと書きましたが、祀っているのは、宮古島を作ったと言われる、「古意角(こいつの)」と「姑依玉(こいたま)」の二神、水を司る「竜宮神(りゅうぐうしん)」、宮古島を守護する「子方母天太(ねのはうまてだ)」などの格式の高い神々が祀られています。

子方母天太というのは確実に宮古の神様ですね。色々と調べて見ても、読み方も曖昧で、次回の宮古行きの際の宿題の一つです。

地元の古老に聞きましたが、そんな御嶽も最近では張水御嶽などの有名な御嶽はともかく、高齢化や生活スタイルの変化に伴って御嶽を守る人が足らなくなる問題がでてきているそうです。

お祈りの方法

張水御嶽

基本的には、内地の我々が普段手を合わせている神社への参拝と変わりません。

張水の御嶽には鳥居があって、その更に奥に拝所があるので、鳥居で一礼、更に拝所の入り口にて一礼。

神社と違うところは、柏手を打たないことだと教えてもらいました。

神社では、ニ礼二拍手が基本ですが、神様を自分の都合で話を聞けと解釈されると言い、静かに手を合わせて拝むのが宮古流だとのこと。寺院への参拝みたいな感じですね。

そして、必ず、自分はどこから来た者か、宮古島に来てこうしてお詣り出来るお礼と、旅の目的を告げてお祈りすると良いとのこと。

また、先に誰かがお祈りしていたりした際には、後ろに並ぶような事はしないで、門の外で待つように、とも教えられました。

大きなガジュマルが神々しい、素晴らしい場所で、宮古島に行った時には時折呼ばれる様に足を運びます。

豊見親墓(とぅいみやーはか)

豊見親墓(とぅいみやーはか)

豊見親墓(とぅいみやーはか)は、仲宗根豊親(なかそねとぅいみや)にゆかりのあるお墓三基を一括指定した文化財だとのこと。

仲宗根豊親は、15世紀末から16世紀の始め、宮古島の実力者であった人物として知られます。

仲宗根豊親(なかそねとぅいみや)の墓

豊見親墓(とぅいみやーはか)

仲宗根豊親(なかそねとぅいみや)の墓です。

張水御嶽の南側にある石垣は、宮古島ではもっとも古いとされる石垣で、この仲宗根豊親が八重山の遠弥計赤蜂(おやけあかはち)との戦いの勝利を祝い、1500年に築いたとの記録が残されているそうです。

アトンマ墓

アトンマ墓

アトンマと言うのは、後妻、側室のことで、宮古では本妻と同じ墓に入ることの出来なかったアトンマだけを葬る墓がこうして作られたのだとか。

仲宗根豊親の墓のちょっと奥まった場所にあるのは、そういうことなんでしょうか。

パイナガマビーチ

パイナガマビーチ

お祈りを済ませた後は、パイナガマビーチへ。

パイと言うのは南、ナガマは長い浜、平良の市街地からふらっと散歩がてら歩いていける唯一のビーチです。

シャワーやトイレも完備されていて、ちょっとした海遊びには最適です。

市街地側とは言うものの、綺麗な海は流石に宮古(珊瑚などはありませんが)、この日は生憎でしたが、天気の良い日は伊良部島方面に沈む夕日スポットとして穴場的な場所だったりします。

張水御嶽から、豊見親墓、人頭石、パイナガマビーチ、宮古を訪れて平良でゆっくりという際には是非出掛けてみて下さい。

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